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  • かばさわ洋平

【一般質問】動物福祉の推進・教員未配置解消・緑区の住みよいまちづくり



【1】教員未配置について

教員不足が社会問題となり、千葉県内の教員未配置はワーストであると報道されました。私のもとにも、市内学校の保護者から「1学期の途中から先生が病気で代理の教員が配置されず夏休みまでほとんどが自習だった」という声も届いています。


本市では毎年教員未配置が発生しており、とりわけ年度途中で病休・産育休の代替教員が確保できないなかで、学校長や教頭・担当外の教員がフォローしなければ運営できない学校もあるなど深刻な状況が続いています。

令和3年度の病休・産育休は年間何名発生し、常勤講師が確保できなかったことによる担任の未配置の最長期間は何日なのか伺います。また、こうした深刻な教員未配置に対応するための教員は確保しているのか伺います。


●教育次長

各休暇の取得状況ですが、病気休暇が125人、産前・産後休暇が166人、育児休業が461人となっており、未配置の最長期間は90日間でしたが、その間、当該校では教務主任が担任を代行しました。また、各休暇の取得に対しては、代替職員を配置しておりますが、教員が病気休暇等を短期間取得した際に緊急に対応できるよう、休暇等補助の教員を1人配置しております。



私は地元の複数学校から聞き取り調査しました。ある学校では「育休の代替を学校で探せと言われたがみつからない」「理科の代替教員が見つからず校長が授業している」など、深刻な状況が多くの学校で次々と語られたところであります。文部科学省は新たに産育休代替の教員を年度当初4月から先行配置できるようにする事務連絡を発出しました。京都府や神戸市なども独自の予算により先行配置の教員を確保し2人体制でクラスを受け持ち安定して引き継げるようにしています。

産育休に入る教員と代替教員2人体制でクラスを受け持ち引き継げるように産育休代替教員を年度当初4月から先行配置できるよう求めるがどうか。また、休暇等補助教員は1名では全く足りないため大幅な増員と市独自で専科教員等の大幅増員を行い、子どもの学習権を最大限保障するよう求めます。お答えください。


●教育次長

産育休の代替教員について、来年度は、5月から7月までの取得予定者に対し、4月当初から前倒しで任用を可能とする国の支援制度を活用し配置します。また、子どもの学習を保障するため、休暇等補助の教員や、専科指導のための非常勤講師の拡充に努めるとともに、専科教員の配置拡大や少人数学級の推進に向けて、引き続き国に対して加配定数の拡充を要望して参ります。



【2】土気の住みよいまちづくりについて

はじめに、土気町17号線についてです。住民が多い高津戸町地区の早期拡幅を求める声が多数届いており、毎年の予算要望で早期整備を求めてきたところです。

道路幅員が狭く危険な土気町17号線高津戸町地区未整備区間における道路拡幅を早急に進めることを改めて求めますが、整備内容や今後の進め方について伺う。


●建設局次長

土気町17号線の高津戸町地区は、・延長900メートル、幅員10.5メートル、車線数は2車線で、御殿台高津戸団地などの団地側に、歩道を設置する計画で道路整備を行うこととしており現在、工事に向けた具体的な設計を進めているところです。当該路線については、隣接する下大和田町地区の整備を先行して進めることとしており、この進捗状況を見極めた上で、高津戸町地区の用地取得に着手することとしております。



先般、あすみが丘住民から創造の杜のバス停のポストが乗降位置と重なり、高齢者が乗降しにくいため、ポスト移設の相談を受けました。その後、現地を確認し、当局に改善対応を求めてきたところです。

創造の杜バス停の郵便ポストが乗降位置と重なっているため、高齢者はじめ利用者が安心して乗降できるようバス停のポストを移設するよう求めるがどうか。



●建設局次長

支障となっている郵便ポストについては、郵便事業者へ依頼し、今月中に支障にならない位置へ移設するとの回答を得ております。


次に、土気踏切問題です。11月開催の市政報告会では「なぜ市は住民の立場に立たず、JRの声を優先した判断を押しつけるのか」と憤りの声が複数寄せられました。


本市とJRが10月に実施した現地通行量調査や聞取内容及び結果についてお示しください。


●建設局次長

本年10月、平日と休日の2日に分け、踏切利用者数、利用目的などを把握するための聞き取り調査を実施しました。踏切利用者数は、午前7時から午後7時までの1 2時間当たり、・平日が1, 36人で、内訳は歩行者82人、自転車47人、自動二輪車7人 ・休日が139人で、内訳は歩行者104人、自転車31人、自動二輪車4人となっており、昨年1 1月の平日と本年5月の休日に実施した調査と比べ、平日で2割、休日で4割程度増加しております。また、主な利用目的の割合は、通勤・通学が約1 4パーセント、買い物が約27パーセント、散歩が約43パーセントとなっております。


日々の通勤や買い物等で毎日130人以上の利用、利用者も増加傾向であり住民にとってはなくてならない道路であることが改めて示されました。既に車止めポール設置で安全対策を実施されたなかで、住民の移動の権利を行政が奪うことは許されません。

これまで5回開催してきた土気踏切勉強会ではどのような意見が出ているのか。また住民の意向を十分に確認しないなかで、踏切廃止方針を決定した進め方に問題があったため、踏切廃止方針を白紙に戻した上で、住民の声を聞くことを求めます。


●建設局次長

これまでいただいている御意見は、・日々通る道であり、廃止されると困る・踏切の安全対策を実施した上で引き続き利用できるようにしてほしい・迂回路となる大網街道の歩道が狭く安心して歩けないことが問題である・大網街道の課題が解決されるまで踏切を存続すべきである・事故に巻き込まれる可能性が高いのは、高齢者や子供になると思う。二度と同じような事故を起こさないためにも踏切の廃止について賛成である・この踏切は危険であるなど、様々な御意見をいただいているところです。現時点において廃止の方針ではありますが、賛否ともに様々な御意見をいただいておりますので、現在行っている勉強会を含め4様々な機会を通じ、より丁寧に意見交換を行って参りたいと考えております。



本日新たに地元の皆さんから寄せられた踏切存続署名82筆を市当局に提出し、累計で616筆にも及ぶなか、住民の要望に寄り添って存続を改めて強く要望します。また土気踏切利用者ではスーパー等の利用が多く、そもそも線路北側にはスーパーがなく線路を渡ってあすみが丘側に行くしかないというまちづくりの問題もあるため、土気踏切を存続した上で土気駅北口駅前にスーパー誘致への働きかけも求めておきます。

【3】誉田の住みよいまちづくりについて

はじめに、大網街道渋滞対策についてです。これまでもネクストコア千葉誉田の企業立地による交通量増加により一層の交通渋滞が懸念されるなか、十文字踏切付近含めた大網街道渋滞対策を求めてきたところです。

大網街道を起点とし、JR外房線をくぐり、千葉外房有料道路へと接続する整備計画である大膳野町誉田町線の説明会が開催されたところですが、整備内容と期間及び大網街道等の渋滞解消効果について伺います。


●建設局次長

大膳野町誉田町線は、・延長約560メートル、幅員16.5メートル・車線数は2車線で両側に歩道と自転車道を設置・JR外房線との交差はアンダーパス、ネクストコア千葉誉田からのアクセス道路及び千葉外房有料道路との交差は平面接続で計画しております。整備期間については、現時点で具体的にお示しすることはできませんが、街路事業の実績から申し上げますと、用地取得や工事などに10年程度かかるものと思われます。また、本路線を整備することで、交通転換が図られ、十文字踏切や大網街道高田入口交差点周辺の渋滞の緩和に寄与するものと考えております。



大網街道バイパス道路整備や誉田駅前線、越智町土気町線の早期整備が求められるなかで事業が複数立ち上がることで他の事業への影響も懸念されるところです。

大網街道渋滞解消に向けては、バイパス道路となる塩田町誉田町線誉田町地区、誉田駅前線の早期整備、越智町土気町線の早期再開も急がれるため、来年度予算における緑区道路整備予算の大幅増額を求めますが、各路線の進捗状況と完成見通しをお聞かせください。


●建設局次長

塩田町誉田町線誉田町地区と誉田駅前線は、現在、用地取得を進めており、先月末時点での取得率は、塩田町誉田町線が約55パーセント、誉田駅前線は駅前広場を含め、約51パーセントとなっております。完成の見通しについては、両事業とも現時点で具体的な時期をお示しすることはできませんが、引き続き、残る用地の取得に努め、早期完成を目指して参ります。また、現在、事業を休止中の越智町土気町線越智町地区については、再開時に事業が円滑に執行できるよう、事前に共有地の処理を進めるため、地元町内自治会による認可地縁団体の設立に向け、取り組んでおります。今後、団体設立に向けた議論を深めるため、計画道路の位置や構造、整備後の沿線の土地利用への影響をお示し、御理解や御協力をいただけるよう進めて参ります。


 次に、誉田駅前線の早期歩道整備とロータリー改修について伺います。誉田駅まで歩道のない危険な誉田駅前線について、土気側歩道の早期整備を求め続けてきましたが、駅前横断歩道前の歩行者だまりと早期の歩道整備を求めるがどうか。また、誉田駅南口ロータリー改修は、現時点でも夜間雨天時は15台程度の車とバスとで駅前が混雑しているため、現計画における一般乗車場を拡充するよう求めるがどうか。

●建設局次長

誉田駅前線は、土気側の歩道整備を先行して進めることとしており、今年度、連続して用地が取得できた市原市側の終点部から約100メートルの区間について、下水道管の移設工事を来月から着手するところです。この工事の後、水道やガスを移設した上で、歩道整備を行って参ります。なお、駅前の横断歩道の歩行者だまりについては、歩行者の安全確保のため、用地が取得できた際には、暫定的な整備を検討して参ります。駅前広場の一般乗車場については、現在行っている千葉県公安委員会との協議の中で、調整して参ります。

【4】鎌取の住みよいまちづくりについて

 はじめに、鎌取コミュニティセンターについてです。緑区には文化ホールがないため、ピアノ教室発表会やコンサート行う場合は美浜文化ホール等を予約するかしかなく、なかなか抽選も当たらない、せめて鎌取コミュニティセンター多目的ホールで演奏会をできるようにグランドピアノの設置要望が寄せられています。他のコミュニティセンターでは音楽室以外のホール等への設置も行っているため、緑区でも文化活動が行えるよう整備すべきと考えます。

鎌取コミュニティセンターの多目的ホールにおいて、ピアノ発表会やコンサートができるようグランドピアノを設置するよう求めるがどうか。


●緑区長

鎌取コミュニティセンターの多目的ホールは、地域関係団体の総会や研修会、ダンスや健康体操など、様々な活動に利用されており、音楽活動に際しては、電子ピアノ及びアッブライトピアノを利用していただいていますが、現状では、グランドピアノを設置するスペースが無い状況です。多目的ホールの構造上の課題であることから、建物の構造そのものを変更する工事が行われる際には、グランドピアノの設置も含め、様々な地域ニーズを踏まえ検討して参ります。


緑区には文化ホールがないため、緑区民の地域活性化や文化芸術の振興に向けて民間提案も含め、緑区への文化ホール整備の真剣な検討を強く求めるがどうか。


●市民局長

新たな地区ホールの整備については、既存の地区ホール等の稼働状況や本市の資産経営基本方針や財政状況等を踏まえ、総合的に検討することとしており、また、ホール整備の民間提案があった場合は、既存の地区ホールとも比較しての立地や地区ホールとして必要な機能、借上げ条件等と手続きなどを検討して参ります。


次に、鎌取集会所の修繕についてです。令和4年度集会所修繕補助金の実績は10自治会のうち4自治会が補助金を要望したものの予算の関係から、翌年に繰り越されたこともあり自治会関係者から不安の声が届いています。

鎌取集会所の修繕はじめ、多くの町内会自治会集会所が今後避難所等の役割含めた機能を維持していくためにも、来年度の自治会集会所の建設・修繕に対する補助金要望している自治会全てに補助するよう予算増額を求めますが、対応を伺います。


●市民局長

町内自治会集会所は、地域活動の拠点であるとともに、災害時に「地域の避難先」となり得る重要な施設であることから、老朽化が進んでいる場合が多い集会所の建替え等により、地域避難施設化を図りたいと考えており、修繕も含めて、町内自治会からの要望に対応できるよう努めて参ります。



次に、学園前交差点の改良についてです。令和2年の第4回定例会で当該交差点での右折レーンの滞留車両が増加し危険なため、延伸を求めてきたところです。学園前交差点で右折レーン滞留車両が増加しており危険なため、右折レーンの延伸を改めて求めるが、調査状況や今後の整備について伺う。


●建設局次長

当該交差点については、現地を調査した結果、夕方の時間帯に生実池方面から学園前駅方面へ右折する交通量が多く、右折待ちの車両による直進阻害が発生していることを確認しております。今後、右折レーンの延伸整備に向けた設計及び千葉県公安ヘ委員会と協議を行う予定としております。

次は、利用者が増加する鎌取駅のシェルター整備について伺います。鎌取駅南口のバス乗り場とタクシーや一般車乗降場まで雨に濡れずにアクセスできるようシェルター設置の早期対応を求めるがどうか。またセンター歩道橋も雨に濡れずに駅を利用できるようシェルター設置の検討を求めるがどうか。


●建設局次長

鎌取駅南口のシェルターについては、現在、改札口からバスロータリー及び一般車とタクシーロータリーに繋がる階段部の設計を行い、整備に向け取り組んでおります。なお、センター歩道橋へのシェルター設置については、橋の構造上困難であり、設置の予定はありません。

【5】動物愛護・動物福祉の推進について

 近年、動物の本来の自然なふるまいを尊重し、生活環境からのストレスを減らし、空腹・不快・苦痛・恐怖を与えないように動物の生活の質の改善を図る、アニマルウェルフェアいわゆる動物福祉の取組み推進が求められています。

本市動物公園においても世界動物園水族館協会WAZAにより、加盟している施設すべてに令和5年以降、「動物福祉基準」への準拠が求められているため、より動物が本来の行動がとれるよう飼育環境改善など動物福祉の推進に努めるべきと考えるが、今後の対応について伺う。

●都市局長

動物園における動物福祉については、飼育動物に対し、それぞれの動物の習性に合った生活環境を提供することが飼育管理者の責務と考えております。動物公園では、現在リスタート構想による展示施設の大規模改修にあたり、新たに整備する施設については動物福祉への対応を念頭に、飼育動物の数の見直しや飼育施設の規模、環境について適切なものとなるよう整備を進めており、今後改修を控えている施設につきましても、動物の福祉が充足できる環境を整えていきたいと考えております。また、これらの対応が動物福祉へ資するものとなっているかについて、大学などの学術機関と共同で効果の検証も引き続き行って参ります。




 次に、動物保護指導センターにおける動物福祉についてです。先般、党市議団で視察をした際にも感じたのが、窮屈な保護猫の収容環境であります。以前、横浜市の動物愛護センターを視察しましたが、本市の環境はそれと比べても改善が急務です。動物保護指導センターにおいても保護猫については3段ケージにするなど、動物福祉の向上のため猫や犬等収容環境の改善を求めるがどのように取組むのか。



●保健福祉局長

動物保護指導センターにおける収容動物の飼養管理にあたっては、動物福祉の視点に立った環境の改善が重要であると認識しております。このような認識のもと、猫については、収容スペースに限りはありますが、順次、ケージの中で運動がしやすい三段ケージの導入を進めているほか、馴化部屋について、現在、整備に向けた検討を行っております。犬については、噛み癖が少ない犬は、サークル内でのリードを外すようにしたほか、則''化等に係る専門家の指導のもと、犬にストレスを与えないよう、収容棟に目隠しパネルを設置するなど改善を図っております。


次に、ボランティア支援の強化です。先般市民団体が公民館で行う譲渡会を視察しましたが大変なご尽力と感じました。

犬猫の保護や譲渡など動物福祉をすすめる上ではボランティアの皆さんとの市の一層の協働や支援が欠かせないと考えます。犬猫の保護や譲渡ボランティアや飼い主のいない猫を管理するボランティアへ必要最低限の財政的支援を速やかに行うべきと考えるがどうか。また、地域で譲渡会を開催できるよう公民館だけではなくコミュニティセンターも活用できるよう調整を求めるがどうか。



●保健福祉局長

現在、飼い主のいない猫の管理に取り組まれている地域住民やボランティアを支援するため、本市では不妊去勢手術事業を行っており、今年度は、募集頭数を300頭から360頭に拡充したところです。市内の様々な地域において、多くのボランティアの皆様が活動されておりますが、本市とボランティアの皆様との役割分担が不明確であることなどから、十分な連携や必要な支援ができていないことが課題の1つであると認識しております。こうした点も踏まえ、今後、「千葉市動物行政に関するあり方懇談会」での意見も踏まえ、支援のあり方等について検討して参ります。讓渡会場の確保に関する支援については、一定の条件はありますが、会場として使用可能な公民館情報などについて、ボランティアの皆様に必要に応じて情報提供しております。コミュニテイセンターの譲渡会場としての利用可否については、今後、確認して参ります。

 ★次に、独居高齢者とペットの問題についてです。先般、保護猫の譲渡などを行う市民団体から、独居高齢者が急病により入院の際に引き出せなくなったペット達がいたというでありました。

独居高齢者の急病時等におけるペットが取り残される問題が多発しているため、SOSカードを作成し、あんしんケアセンターとも連携し、独居高齢者のペットの命を守れるよう対応することを求めます。



●保健福祉局長

独居高齢者がペットを飼う際には、体調を崩した時などを想定してペットの預け先をあらかじめ確保しておくほか、急病発生時などに備えて平時から周囲の人にその旨を伝えるともに、室内の分かりやすい場所にその旨を掲示しておくことが重要であると考えております。このため、令和元年9月に環境省が発行した、高齢者とペットに閨するパンフレットや市ホームページヘの掲載等により周知啓発を行っているところです。カードについては、飼い主が緊急時にペットを.どのように扱って欲しいか、カードを見つけた人がどのような行動を取るか、協力者の有無など様々な検討が必要となることから、まずは、庁内関係課やあんしんケアセンターなどとの情報共有を進めて参ります。



 次に、千葉市動物愛護条例は平成3年に制定されたものの、昨今の多頭飼育問題、動物福祉向上など新しい課題についても市や市民の責務等を明確化していくことが必要と考えます。本市の動物愛護条例について、多頭飼育、民間団体との連携強化、地域における犬猫等の動物の適切な管理、動物虐待防止、動物福祉の向上などを盛り込む、条例改正や新たな動物福祉条例の制定を求めるがどうか。



●保健福祉局長

平成3年に制定した「千葉市動物の愛護及び管理に関する条例」については法改正に伴い必要な改正を行って参りました。しかしながら、多頭飼育問題の顕在化、飼い主のいない猫による問題の増加など、近年の社会環境の変化や問題事案の多様化・複雑化に十分に対応できていない部分があるものと認識しております。今後は、「千葉市動物行政に関するあり方懇談会」からの意見を踏まえ、本市の動物行政のあり方を整理した上で、条例改正について検討して参ります。


 次に、千葉市幕張新都心地区の水族館誘致について伺います。本年、2月に幕張新都心ホテル協議会から、新たな集客施設として水族館の誘致検討を求める嘆願書を市に提出されたことを受け、5月に市長は定例記者会見で、「水族館は魅力的なコンテンツ」との発言もありました。そこでまず現時点の状況について伺います。

市民が情報公開請求により5月に開催された幕張新都心ホテル協議会の会議発言要旨によると「幕張海浜公園のGブロックに水族館を建設、誰もが立ち入れる公園」とする計画との内容が示されていますが、市では県有地での整備を進める考えなのかどうか。また、市の所見では早めに今後の対応方針を検討する必要があると記されていますが、どのような検討を進めてきたのかお示しください。



●総合政策局長

誘致を進めようとする団体から入手した資料によりますと、幕張海浜公園が「計画敷地」として示されているものの、事業計画の根幹を成す事業主体等が具体化されていない状況にあります。また、水族館については、本市が誘致しているのではなく、また整備・運営に関わるものではないことから、これまでの間、市として誘致に関する検討はしておりません。


アパホテルなど誘致団体による水族館誘致の説明会を開催したと聞いていますが、参加者はわずか4名とのことであり、市民説明を果たせたと考えるのか。また今後、民間提案があった場合の整備可否の判断基準と市の説明責任について伺います。


●総合政策局長

誘致を進めようとする民間団体が独自に開催したものであり、本市が水族館を誘致しているものでもないことからお答えする立場にはないものと考えております。民間提案があった場合の対応については、関係法令と整合していることはもとより、幕張新都心まちづくり将来構想に掲げたまちづくりの考え方に沿っていることなど、提案内容に応じた対応が求められるものと認識しておりますが、本件においては、これまでに具体化された提案はないことから、引き続き、誘致を進めようとする団体の動向を注視して参ります。


 ★市民からは「動物の娯楽利用を増やすべきではない」「世界的にも国内でもイルカショー廃止が進むなか千葉市が新たに生体展示を行うことは動物福祉に反する」など、様々な声が届いています。世界的にはイギリス、インド、フランスなど多数の国がイルカ飼育禁止、韓国も新たにイルカショー禁止の法改正が行われました。

日本国内でも日本動物園水族館協会JAZAは「和歌山県の追い込み漁によるイルカ類の購入を禁止」と発表し、その後も今年に入りしながわ水族館では今後イルカショーを廃止すると発表など動物福祉の動きが強まっています。そこで、「水族館誘致は大変興味深い」と前のめりの発言をされてきた市長に伺います。

国内でも水族館における生体展示やショーの見直しなど動物福祉の動きが強まるもとで、本市で水族館を誘致して娯楽利用の動物を増やすべきではないと考えますが市長の見解を伺います。また、先般市民団体が1,263名の誘致反対署名を提出していますが、その受けとめについてと動物福祉推進を願う声を受け止め誘致方針を撤回すべきではありませんか。


●総合政策局長

水族館については、有志による民間団体が誘致の提案をしているものであり、本市が誘致しているのではありません。また、野生動物の保護や動物福祉の観点など多様な御意見があることを認識しているところであり、本市としましては、そのような声も踏まえながら、事業主体となる者が多角的に検討することが必要であると考えており、引き続き、誘致を進めようとする団体の動向を注視して参ります。



私は3年前、銚子市にある犬吠埼マリンパークの閉館に伴い、取り残されたイルカのハニーの問題に関わりました。

しかしながら、結局イルカのハニーは狭いプールでひとりぼっちで亡くなりました。今千葉市に必要なのは新たな水族館整備ではなく、多くの市民がより動物の命を大切にして向き合いながら生活しているような新たな動物愛護福祉施策だと強く申し上げて終わります。

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